こんにちは、吉岡です。
今回は【間取りの方程式】というテーマでお家の色々な場所の高さや広さや割合をお伝えしようと思います。
【間取りの方程式】
①収納率は12%以上
②家の坪数は家族一人当たり7~8坪
③ダイニングテーブルは72㎝
④キッチンの高さ
⑤駐車場の面積
この5つを解説していきます。
①収納率は12%以上
お家の中に収納はどれくらい作れば良いのか分からないですよね。
一つの目安として、延べ床面積の12%以上はあった方が良いと言われています。
●延床110㎡(約33坪)なら収納13.2㎡(約4坪)以上
●延床120㎡(約36坪)なら収納14.4㎡(4.35坪)以上
●延床130㎡(約39坪)なら収納15.6㎡(4.72坪)以上
これくらいの目安になりますね。
②家の坪数は家族一人当たり7~8坪
お家の大きさの目安は家族一人あたり7~8坪と言われています。
●3人家族なら21坪~24坪
●4人家族なら28坪~32坪
●5人家族なら35坪~40坪
このような目安ですね。
あくまで一般的な目安なので地域性・要望・価値観などで家の大きさが変わるのは言うまでもありませんね。
③ダイニングテーブルは72㎝
テーブルの高さは72㎝が一番使いやすいのでオススメです。
72㎝の高さは大人が食事や読書などをするには使いやすいベーシックな高さと言えます。
お子様が食事や勉強がしやすいのは67㎝のロータイプが良いですね。
ロータイプはお鍋など器の高さが高い食事がしやすかったり、高さが低くなることで部屋を開放的に広く見せる効果もあります。
④キッチンの高さ
キッチンの高さは《身長÷2+5㎝》の高さだったり《肘の高さ-10㎝》がちょうど良いと言われています。
●身長150㎝→80㎝
●身長155㎝→83㎝
●身長160㎝→85㎝
●身長165㎝→88㎝
●身長170㎝→90㎝
このような目安となります。
ただ、普及タイプのキッチンの多くは基本的に80㎝・85㎝・90㎝といった5㎝刻みの高さ設定となっています。
高めに設定すると洗い物は楽になりますが、深い鍋の中が覗き込みにくかったりフライパンが振るいにくくなります。
この計算式はあくまで目安なので、ショールームで実際に見るのが一番良いですが、その際は靴で身長が2~3㎝高くなっている事を忘れないで下さい。
実際にキッチンを使う時は裸足かスリッパを履いているものです。
⑤駐車場の面積
大型ミニバンを駐車するなら幅3.5m×奥行6.0mはほしいところです。
●軽自動車:幅2.5m×奥行4.5m
●小型乗用車:幅3.0m×奥行5.0m
●普通乗用車:幅3.0m×奥行5.5m
●大型ミニバン:幅3.5m×奥行6.0m
このような数字となります。
この数字には《出入りの為の通行スペース》や《車庫入れのためのゆとり》を含めています。
国土交通省の指針ではもう少し狭く表記されていますが、単純に指針通りに設計するのではなく、それぞれのケースに応じた空間を確保しておく事が使いやすい駐車スペースづくりには必要です。
以上が【間取りの方程式】の5つでした。
紹介した広さ・高さ・割合に必ずしも当てはめる必要はないですが、このような一定の目安があれば判断がしやすくなると思います。
①収納率は12%以上
②家の坪数は家族一人当たり7~8坪
③ダイニングテーブルは72㎝
④キッチンの高さ
⑤駐車場の面積
この目安を少し意識して家づくりを進めても良いと思います。
それでは今回はここまで!