新築住宅を建てるにあたって、土地をもってない人はまずは土地選びをしますよね。
そうするとやっぱり気になってくるのは、災害時にこの土地はどうなるところなのか?
という問題です。
特に豊岡は2004年に発生した台風23号の被害があってからというもの、土地探しをされている検討者の方々は口を揃えて『水に浸からない所がいい』と言われます。
一生に一回の大きな買い物で、これからずっと住む事になる土地です。
浸水の危険性を全く気にしないという人の数は少ないはずです。
兵庫県CGハザードマップや豊岡市の防災マップに浸水•土砂災害のおそれのある地域という事で、着色してあります。
それを見ると旧豊岡市のほぼ全ての場所は浸水してしまう事実が見えてきます。
衝撃です。。。
しかも床下浸水程度で表示されているところがあまりに少ないんですね。
ハザードマップだけを見ていると『土地を購入して家を建てよう!』と意気込んでいた気持ちがかき回されて迷いが生じてしまいますよね。
では、実際に土地を購入して家を建てた方々は全く気にせずに家を建てているのでしょうか?
それはさすがに考えにくいですね。
実際のところは土地購入を検討している人の約8割はハザードマップをある程度参考にしているようです。
そして最終的にはどこかで土地購入を決めるという流れですね。
では最終的に購入を決めた土地というのは災害の心配が全くないところなのかというと、そんな事ないんです。
『最近、やけにこの辺の土地は売れるなぁ』と思って色々と調べてみたりハザードマップを覗いてみると、浸水の恐れのある地域にしっかり入っているわけです。
何で?と思われるかもしれないですが、これが事実です。
実際は昔から住んでいる近所の方々にも話を聞き、『23号台風の時はこの辺はどんな状態になりましたか?』とか『大雨の時に目の前の道路は冠水しますか?』などを聞き取り調査をします。
なので、ハザードマップというのは土地の検討材料の一つとして参考にはするけど、それが全てではないという事ですね。
もちろん資産への大きな損害や命に関わる事なのでハザードマップはしっかりと見るべきだと思っています。
僕は土地提案の時は必ずハザードマップも参考にして提案しています。
結論として、豊岡はハザードマップ上はほとんどが浸水のおそれがある区域に入っているけど、それが土地選定の全てにはならないという事です。
ただ、ハザードマップをないがしろにせず必ずチェックするようにして下さいね。
それではまた👋