住宅を建てようと思った時、所有している土地があるので『土地代はいらないから大丈夫』『いつでも建てられる』と思っていませんか?
果たしてその土地は本当に問題なく建てられる所なのでしょうか?
【例えばこんな事はないでしょうか?】
①現状が畑
畑などの農地なら家を建てる事は出来ないので、農地転用の手続きが必要になってきます。
②上下水道が入っていない
上下水道が入っていない場合は道路から引き込んでこないといけませんが、そもそも目の前の道路に上下水道が通っていなければ話にならないので調査が必要です。
③近くに電柱がない
電気を家に引き込む為には、そもそも電柱が近くにないと当然引き込む事が出来ません。電柱が遠い所にある場合は敷地内に別の電柱を立てる必要もあります。
④農業振興地域内の土地
農業振興地域制度とは、市町村が将来的に農業上の利用を確保すべき土地として指定した区域で農地転用が厳しく制限されています。農振地から除外しようとするには、かなりの手間と時間をかけて手続きをする事になります。
⑤道路に面していない
敷地に建物を建てる場合は建築基準法に定められた道路に2メートル以上接していなければならないという決まりがあります。この決まりを接道義務といいます。
⑥道路より敷地が下がっているもしくは上がっている
下がっているなら大量の土や砕石を入れる必要があります。逆に上がっているならコンクリートの壁を作って土砂が流れないようにしたり、削って土砂を取り除く必要があります。その費用は馬鹿になりません。
⑦軟弱地盤
地面の下が軟弱であれば、もともと高額な地盤改良費用がさらに高額になります。
これは地盤調査してみないとわかりません。
このようにチェックするポイントはたくさんあります。
例えば、分譲地の一角を所有していたとしても、地盤がどうなっているか分からないし上下水道が引き込まれていない場合だってあります。
新たに引き込もうとしても同じ分譲地内の家が先に引き込みをしている場合、道路に入っている上水菅の菅径が十分な大きさではない事が原因で別の菅から引き込みしないといけない事があります。
『分譲地なのにそんな事あるの⁉︎』って思ってしまいますが実際にあるんですね〜。
引き込み可能だとしても水圧が下がる可能性は十分あるので、分譲地内の各家庭の水道から出てくる水の勢いが落ちるという事です。
やはり早い方が気兼ねなく建てる事が出来ますね。
ここで例をあげて説明したように家を建てる為の土地があるとしても、諸問題が発生する事があります。
土地があるなら、予め建築会社に調査を依頼する方が良いでしょう。
それも早い段階で調査する事をオススメします。
もし仮に建築不可となれば、土地探しや資金計画のやり直しから始める事になりますからね。
土地がある事は家づくりをする上でとても有利に働きますが、想定外の事で家づくりが後戻りしない為に早めに調査をしておきましょう。
それでは今日はここまで👋