土地というのは、買うまで地盤調査はできません。
買った後じゃないと補強が必要な地盤かそうじゃないか分からないという事です。
ですが、軟弱地盤かどうかを見極める方法がいくつかあります。
もちろん絶対的な保証があるわけではありませんが知っておいて損はないと思います。
今回はその方法をお教えします。
【見極める方法】
①検討している土地の近くの電柱を見る
電柱がまっすぐ立っているか確認してみて下さい。
電柱が斜めに倒れていたり、倒れた電柱を他の電柱で補強している等の場合は、その土地一帯の地盤が弱い可能性が高いんですね。
実際、調査の時に見てみると大きく傾いている電柱ってあるんです。
硬い地面に穴を掘って棒を挿すと動きませんが、地面の下がぬかるんだ所に棒を挿すと簡単に傾きますよね。
電柱だって一緒です。
②【ジオダス】や【地盤サポートマップ】で検索する
「ジオダス」や「地盤サポートマップ」と検索するとフリーの地盤情報サイトが出てきます。
過去に地盤調査を行った土地の調査結果を知る事ができます。
「豊岡」もちゃんと出てきましたよ。
やはり弱い地盤が多い印象ですね。
ただ、「弱い地盤」のすぐ近くで「普通の地盤」があったりするんです。
そう考えると、たとえ同じ分譲地内でも地盤改良工事の内容や費用にバラつきが出てもおかしくはない事が分かります。
実際の調査結果なので信頼性はあると思います。
③近くの土地の調査結果を調べる
購入を検討している土地の近所に住んでいる知り合いに聞くのも手だし、不動産屋さんや建築会社の担当に『近くで地盤補強工事をしたか』と聞いてみるのも良いでしょう。
僕はいつも地盤改良を依頼している業者さん(Aさん)に時々聞いたりしています。
僕『この土地の近くで地盤調査した事ありますか?』
Aさん『ありますよ!比較的緩かった覚えはありますね〜』
僕『そうですかぁ。。まぁ地盤調査の結果は期待せずに待つしかないですね。』
Aさん『そうですね!結局、調査をやってみないと分からないですからね!』
こんな感じの会話です。
そうです、やってみないと分からないんです。
今回、軟弱地盤を見極める方法というタイトルですが、絶対というものはありません。
同じ分譲地内でも地盤改良が必要な所と不要な所があるくらいです。
そしてどうなっているか分からない地盤ですから、調査結果のばらつきはもちろんあります。
例えば、家の南側は強いけど北側は弱い結果となるというのも珍しくありません。
ご主人『なら、北側だけ改良したらいいじゃん‼︎』
奥様『確かに‼︎それなら工事費が安くなるね!』
となりそうですが、そうはいきません。。(残念)
地盤改良工事は基本的に地面に杭を打つんですが、この杭を打ってその上にコンクリートの基礎を作るんです。(杭基礎)
改良が必要ない硬い地盤は地面に直接基礎を作るんですね。(直接基礎)
家に直接基礎と杭基礎を併用する事は出来ないんです。
建築基準法にも「建築物には異なる構造方法による基礎を併用してはならない」と書いてあるんですね。
↑↑これダメ↑↑
改良するならする、しないならしない、のどちらかです。
しなかったら地盤保証はつきませんし、地盤が悪いと分かっていながら家を建てる人はいないですよね。
【まとめ】
軟弱地盤を見極める方法をお伝えしましたが、あくまで参考程度にして下さい。
ある程度、見極める方法はあるものの結局は調査するまで分かりません。
なので、地盤改良工事はあるものと仮定して地盤改良費用はあらかじめ予算の中に入れておくべきです。
軟弱地盤だとわかっている場所であれば、地盤改良工事費用を多めに予算書の中で振り分けておく必要があります。
想定外な出費とならないように十分検討された資金計画で進めて下さい。
それではまた👋