こんにちは、吉岡です。
今回は家の坪単価についてお話していきます。
たまに会社に電話がかかってきて、こんな会話をする事があります。
A様『いま、新築を考えていて…色んな建築会社の家の価格を聞いているんです。家の坪単価を教えて下さい。』
僕『うちの坪単価はお伝えできますが、どこまでの内容でその値段なのか・他にどんなお金が発生するか等はお電話では伝えきれないものです。近い日に相談会がありますし、そちらに来て頂く事は可能ですか?』
A様『いや、そこまではいいです。とりあえず参考にしたいんで…。』
というものです。
『建築会社各社の新築住宅の坪単価を調べているから教えてほしいけど会いたくはない』という事をおっしゃっているわけです。
僕は『この方は坪単価だけを聞いて何の参考になるんだろう?』と思ってしまいます。
なぜかというと・・・
①建物の内容が分からない
②坪単価計算だけでは失敗する
③建築会社によって坪単価の基準が違う
この3つが理由です。
①建物の内容が分からない
坪単価といっても、まずどんな建物なのか分かりません。
普通の家でいいと言われても人によって普通の基準・定義は違いますし、規格住宅なのか注文住宅なのかにもよって大きく変わります。
電話一本で分かるものではありません。
②坪単価計算だけでは失敗する
例えば・・・650万円の土地に坪単価50万円の35坪の家を建てるとします。
●(坪単価50万円)×(建物35坪)=1,750万円
●土地価格=650万円
●合計金額=2,400万円
この資金計画で進めようとすれば確実に失敗します。
その他にかかる諸費用・諸経費関係などが全く入っていません。
見えないお金というのは200万円以上軽くかかってきます。
③建築会社によって坪単価の基準が違う
ある建築会社で坪単価30万円で表示しているとします。
とても安く思えますが、この坪単価の中には家を建てる為に絶対必要なものが全然入っていなかったりするんですね。
その状態では家が建たないという事です。
なぜそのような事になるかというと、建物の坪単価表示には特に決まった取り決めがないからなんです。
このように【坪単価】といっても、ある程度の目安だったりするので電話だけで判断するのは全くオススメしません。
一番気になる家の値段を聞きたいという気持ちは分かりますが、坪単価だけを聞くというのは【値段で選択肢を絞ろうとしている】という事です。
家は値段だけで判断するべきではありません。
仮に値段が安い会社に行き着いたとしても、『この家の内容は自分たちの理想ではない』と思ったり『担当者と合わない』となれば、ふりだしに戻る事になります。
選択肢を絞っているようで遠回りです。
最初にしっかり話を聞きにいくという事が、何より大事です。
弊社で毎月マイホーム相談会やマイホームフェアといったイベントを開催しているのは、お出会いできる機会を作る為です。
そのイベント会場には必ず僕がいるので、ぜひお話を聞かせて下さい。
あなたと出会える事をお待ちしております。
それではまた👋