こんにちは。吉岡です。
今回は家の窓についての事なんですが、西側の窓は西日を考慮すると無い方が良いのでしょうか?
答えとしては、夏の日差しをしっかり遮ることが出来るならあっても良いという事になります。
特に冬場の寒さが厳しい但馬では、西日の暖かさを取り入れるのは良いと思います。
ただ、大事なのは夏場の事を重要視するということです。
夏の西日を遮らないと危険なくらい暑くなります。
窓自体の性能を上げて日光の熱をある程度跳ね返すのはもちろんですが、遮熱カーテンを付けるのが理想的です。
そういう対策をしないと西日がガンガン入ってきて室内が暑くなるので、夏場の室内環境が悪化してしまいます。
実際『部屋が暑い』と言われているお家で、カーテンを付けていなかったりする所はあるんです。
本当は窓の外側で日光を遮るのが効果的なんですが、2階などで無理がある時は上記でお伝えしたように遮熱カーテンを付けましょう。
これだけでも全然違いますよ!
『やっぱり西側には窓がない方が良さそうじゃない?』という声があがってきそうですが、必ずしもそうとは言えません。
例えば室内から見える西側の景色が良かったりすると、やはり窓があった方が室内の居心地は良くなるので西側とはいえ窓を付けても良いのかなと思います。
旅館やホテルが良い例ですが、窓を配置して景色を切り取る事で客室の居心地を格段に良くしていますよね!
無駄に光を取り入れる為だけとかなら無くても良いように思います。
もちろん、建物プランによっては部屋の西側にしか窓を取れない事だってあるし、風通しを考えたら必要な事だってあります。
設計する時の使い分けが大事です。
これは他の記事でもお伝えしている事ですが、設計する時は周りの環境を見て設計する必要があります。
こちらの窓の前に・・・
●お隣の窓がある
●お隣の物干しがある
●お隣の換気フードがある
このような状態なら窓を付けないか窓の位置を考える必要がありますよね。
これは余談ですが・・・先日、野焼きをしている所を見かけました。
すごい勢いで炎と煙があがっていたんですよね。
もちろん消防署に届出を出して地区の方々が協力してされています。
ただ、煙が家屋にすごい勢いでかかっていたので、結構ビビりました!
こういった野焼きをする習慣のある地域は気をつけないと窓の位置とか全く関係なく被害を受けてしまう事もありますね!
特に田舎は未だに畑の枯れ草を集めて焼却される方がおられます。
『バルコニーで干していた洗濯物が煙臭くなった!』というお声も聞いた事があったので『周りの環境って広範囲で見ないといけないんだなぁ』と実感しました。
さすがにここまでくると“周りの環境を見る”の範囲が広すぎてなかなか難しくなるので余談としてもらったら良いんですが。。。
お隣さんの間取りや周辺環境を見て窓位置や数を考えておきたいですよね!
西側の窓については【周辺環境としっかりした対策を考慮した上で配置する】というのが良いですね!
冒頭でお伝えした通り、夏場の日差し対策を重要視して下さいね!
それでは今日はここまで👋