こんにちは、吉岡です。
今回は《工務店とハウスメーカーはどっちが良いのか？》をテーマにそれぞれの違いを解説していきます。
まずハウスメーカーと工務店は何が違うのか分かりづらいですよね。
簡単に区別してしまえば、
●全国で幅広く販売しているのがハウスメーカー
●地域密着で家を建てているのが工務店
といったところです。
まず今回のテーマである《工務店とハウスメーカーはどっちが良いのか？》の結論から先に言うと・・・
●安心感とブランドで家を買うならハウスメーカー
●こだわりの家を一から造りあげるなら工務店
を選ぶべきという結論になります。
なぜその結論になるかというと、ハウスメーカーと工務店というのは全く別物だからなんです。
ハウスメーカーは“家を買う”という決められた物を買うイメージで、僕らのような工務店はお客様と一緒に一から“家を造る”というものなんですね。
ですので全く別物という事です。
ではハウスメーカーと工務店で具体的にどういう違いがあるのかを次の４つに分けて解説していきます。
《工務店とハウスメーカーの違い４つ》
①価格面
②住宅プラン
③技術力
④アフターメンテナンス
この４つが主に違いがあるところかと思います。
では順番に解説していきます。
①価格面
ハウスメーカーは建材や製品の規格を揃えて大量生産が可能なので、原価コストを下げることが可能です。 しかし、大きな住宅展示場の運営やテレビCMなどの広告費が建築費へ影響を与えるのも事実です。
ハウスメーカーと工務店を価格面だけで比べるとすれば、高額な広告費をかけていない工務店へ依頼するほうが安く住む事が大半です。これは当然のように思いますね。
②住宅プラン
ハウスメーカーでは自社ブランドやテーマに合わせてプランを豊富に用意しています。
たくさんのプランや建材・設備の中から希望に合わせた内容を選んでいくスタイルが多いんですね。
選択肢にないものを取り入れるのは難しい場合がありますが、「どんな家がいいかわからない」という方には選択肢が決まっている分考えやすいと思います。
一方で工務店はプランづくりの自由度が高く、希望の間取りや内装・外装材、設備などを自由にプランニングすることができます。 家づくりに強いこだわりがあり、一般的なデザインではないものを求める方は、自由設計が得意な工務店がオススメです。
③技術力
ハウスメーカーへ建築を依頼した場合でも、実際の工事にはハウスメーカーの下請けに入っている地元の工務店へ作業を依頼することになります。
ハウスメーカー・工務店、どちらへ頼んでも現場での施工の技術力は大きくは変わりません。
ただしハウスメーカーへの依頼の場合、建築資材などが規格化されているので品質を均一に保ちやすいという特徴がありますし、ハウスメーカーによっては徹底管理された自社グループ工場で家のほとんどを作り上げてから現場で組み上げることで高品質な物を提供する事ができます。
他にもハウスメーカーは豊富な資金力をもとに住宅に関する最先端の研究を進めています。
実物大の建物を建てて大規模な機械を使った耐震実験などは、世界的にも最高レベルの技術をもっていなければできないものですよね。 施工の流れもマニュアル化・システム化されているので、工務店での施工よりも短い工期で完成するケースが多いんですね。
④アフターメンテナンス
住宅は完成して終わりではありません。 長い期間暮らす家ですから、住んでいて突然起こるトラブルの対応などがしっかりしていると安心ですよね。
地元の工務店では地域密着のサービスで、困った時にはすぐに飛んできてくれるでしょうしアフターフォローに力を入れているものです。
ハウスメーカーでも、無料修理期間や定期点検などアフターフォロー制度が整えられていて、制度に沿って安定したサービスが受けられます。
どちらもアフターフォローをないがしろにする事はないと思います。
比較的フットワークが軽いのは工務店のような気もしますがこれは工務店によってバラつきがあるのも事実なんです。
以上が《工務店とハウスメーカーの違い４つ》となります。
魅力的な面や改善が必要な面というのはそれぞれあると思うので、どちらが良くてどちらが悪いという事は結局はないと思います。
ですので、家を建てたい方が家を《買いたいのか造りたいのか・何に価値を感じるのか》という違いで（工務店もしくはハウスメーカー）というそれぞれの正解に向かうのではないかなと思います。
冒頭でお伝えしたように
【工務店とハウスメーカーはどっちが良いのか？】の結論は…
●安心感とブランドで家を買うならハウスメーカー
●こだわりの家を１から造りあげるなら工務店
を選ぶべきという結論になります。
家を建てる方がその会社の家づくりに価値を感じるかどうかで選ぶのが正解だと思います。
それでは今回はここまで👋🏻
