Yoshioka’s diary

家づくりに関する様々なお役立ち情報を書いていきます。

自分達に合う戸建住宅の種類

こんにちは、吉岡です。

今回は【自分達に合う戸建住宅の種類】についてお送りします。

 

『戸建住宅にはどんな種類があるかご存知ですか?』と尋ねると、多くの方は『建売住宅と注文住宅』とお答えになると思います。

もちろん、間違いではありませんがもっと詳細なカテゴリーに分けられるんですね。

 

注文住宅なら「どんな要望も叶えられる」「自分達の理想に合わせて自由自在に変更が可能」というイメージになりがちなんですが、実際は選択範囲に制限のある住宅会社があり「間取りの変更ができない」「取り扱いメーカーが少ない」「色の変更しか受け付けない」という事があります。

 

この記事で、戸建住宅のタイプを知り、自分達家族にピッタリのマイホームのカタチを見つけておきましょう。

 

 【戸建住宅のタイプ4種類】

●建売住宅

●規格(企画)住宅

セミオーダー住宅

●フルオーダー住宅

 

この4つがあります。

では、それぞれの特徴について解説していきます。

 

《建売住宅》

建売住宅は、すでに完成済みの住宅のため、マイホームの購入方法としては一番手軽で住まいが変わることによるライフスタイルの変化を想像しやすいという特徴があります。

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◇メリット

●実際に完成した建物を見ることができる
●土地と建物を同時に購入できる
●注文住宅に比べて安価
●マイホームを手に入れる手間が少ない
●基本的に立地条件が良い


◆デメリット

●間取りや外観にこだわった建物が少ない
●性能や仕様の変更ができない
●性能や仕様が基本的に低い
●建物の欠陥に気が付きにくい

 

 

《規格(企画)住宅》

注文住宅の中では最も自由度の低いタイプですが、その分決めることが少ないので建物へのこだわりが少ない方にとっては、嬉しい注文住宅の種類といえるかもしれません。

 

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少し前までの規格住宅は、完成後の建物の姿が建売住宅と見分けがつかないことがほとんどでしたが、

近年は、デザインや性能など、買う側のニーズに合わせた住宅が増えており、様々な特徴・個性のある規格住宅が多くなってきました。

理想のマイホームがリーズナブルな価格で見つかるかもしれません。

◇メリット

●建物の設計費を抑えられる
●間取りなどの打合せ時間が短縮できる
●建物のコストパフォーマンスが高い
●職人の技術の差による品質のムラがでにくい
●他の注文住宅に比べ工期が短い


◆デメリット

●間取りの自由度が非常に低い
●建物の性能や仕様の自由度が非常に低い
●狭小地や変形地との相性が悪い
●規格外の変更が割高

 

 

セミオーダー住宅》

大手ハウスメーカーが扱っている注文住宅のタイプの多くがセミオーダー住宅です。

 

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大きな特徴としては、住宅会社によって構造や性能といった建物の基本部分が標準的に決まっているため、大きな変更に対応できません。

基本的に、建材や設備機器なども一定の範囲から選ぶことになるため、『思っている以上に自由度が低い』と感じるかもしれません。

◇メリット

●一定のルールに従えば間取り変更が可能
●標準仕様の中から性能や設備を選べる
●フルオーダー住宅に比べて低価格
●モデルハウスを見学できる


◆デメリット

●建物の性能に関わる部分の変更が難しい
●間取りや仕様の打ち合せに時間と手間がかかる
●狭小地や特殊な条件の土地に対応しずらい

 

 

《フルオーダー住宅》

他の注文住宅の形態と違い、「物理的に可能なことならどんなことでも自由自在」といっても過言ではないのがフルオーダー住宅です。

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そのため、建物の建材や設備機器など、仕様に制限はありませんし、構造や性能に関しても自由に変更は可能です。

ただし、決めないといけないことが非常に多く、時間と手間がかかるので、事前の情報収集や家づくりの勉強が必要です。

 

◇メリット

●性能・仕様を自由に選べる
●特別注文に対応できる
●こだわりのマイホームを実現できる
●特殊な形状の土地にも対応可能


◆デメリット

●コストパフォーマンスが低い
●決めることが多いため時間と手間がかかる
●他の注文住宅に比べて工期が長い
●完成した建物をイメージしにくい

 

 

以上が【戸建住宅のタイプ4種類】となります。

 

 

今回は、戸建住宅を購入する際に選択できる4種類のタイプについて解説しました。

どの住宅の種類が良い・悪いではなく、自分達家族に合ったタイプを知ることが大切です。

 

引っ越しまでの時間がなかったり、実際の建物を体験できないと納得できないのなら、建売住宅でなければ実現は不可能です。

注文住宅に憧れていても、間取りやデザインにこだわりがなければ、規格住宅の方が総合的な満足度は高いかもしれません。

自分達家族のライフスタイルに合った間取りにこだわりたければ、セミオーダー住宅やフルオーダー住宅を選ばないと後悔するかもしれません。

とことん建物のデザインや間取り・性能にこだわりたければ、フルオーダー住宅を選ばない限り、夢の実現は不可能です。

 

このように、自分達家族が理想とするマイホームの種類が分かれば、家づくりの方向性が見えてくるので住宅会社選びもしやすくなるはずです。

 

●建売住宅

●規格(企画)住宅

セミオーダー住宅

●フルオーダー住宅

どれが自分達家族に合う家のタイプなのかを選んで、スムーズに家づくりを進めて下さい。

 

それでは今日はここまで!