Yoshioka’s diary

家づくりに関する様々なお役立ち情報を書いていきます。

多雪地域に家を建てる時のポイント

どうも、吉岡です。

今回は多雪地域に家を建てる方に向けて書きます。

テーマは【多雪地域に家を建てる時のポイント】となります。

当然、豊岡も多雪地域なので豊岡で家を建てるなら必見ですよ!

 

【多雪地域に家を建てる時のポイント】

①カーポートは耐積雪タイプを選ぶ

②多雪地型物置やガレージを設置する

③屋根のないバルコニーは作らない

④屋根からの落雪を考慮する

 

この4つを紹介します。

 

①カーポートは耐積雪タイプを選ぶ

豊岡であればカーポートは積雪100㎝対応のものを選ぶようにしましょう。

※家を建てる地域が豪雪地域なら積雪150㎝対応や200㎝対応のカーポートを選ぶべきですが、カーポートの強度が強くなるぶん当然値段は高くなっていきます。

 

カーポートのカタログに表記されている【積雪100㎝対応】というのは『降り積もったばかりのフワフワの新雪の場合は100㎝まで耐えられる』という意味なんです。

雪は雪が含んでいる水分量によって重さがかなり違ってきます。

 

ふわふわの新雪なら1㎡に積もった1㎝あたりの重さは約3㎏なんですが、みぞれのような水を多く含んだ雪は1㎡の1㎝あたりの重さは約7㎏なんです。

そうなれば、積雪100㎝対応といえど油断できないですよね。

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②積雪地型物置やガレージを設置する

家の周りに色々と物や子供のオモチャ等を置いていたりするのをよく見かけます。

雪が降るとそれらは全て雪に埋まってしまい、壊れてしまったり場所が分からなくなります。

冬に使わない自転車やバイクはカーポート下に置いていても大雪で結局埋まったり、単純に駐車の邪魔になるので、ガレージの中に入れておけば安心です。

もちろん、そういった物置やガレージも積雪地型を選んでおけば安心できます。

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③屋根のないバルコニーは作らない

屋根のないバルコニーは雪が降ると当然、バルコニーの中に積もっていきます。

特に大雪となれば一夜にして埋まってしまうという事は珍しくありません。

そして、そのバルコニーの中にエアコンの室外機が置かれている場合は、完全に埋まってしまいエアコンを使用する事ができないので頻繁に除雪する必要があります。

そうなるとかなり面倒な上に、雪に埋もれる状態が続くことでバルコニー内も傷みが早くなってしまいます。

冬にバルコニーで洗濯物を干す事もないので、そもそも屋根のないバルコニーを作らないという選択が良いように思います。

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④屋根からの落雪を考慮する

 建物の屋根形状の兼ね合いで、玄関前に屋根からの落雪がたまって除雪が大変だったり屋根の下に人がいるタイミングで落雪してしまうと危険な事もあります。

特に1階の屋根からではなく2階の屋根からの落雪は破壊力があるので注意が必要です。

実際に、落雪によってカーポートの屋根や車の屋根がへこむ被害は多数あります。

他にも気を付けなければいけないのは、お隣の敷地内への落雪です。

あらかじめ屋根の先端と敷地境界との距離を十分にとっておかないと、お隣さんに雪が落ちてしまいトラブルとなってしまう事があります。

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以上が【積雪地方に家を建てる時のポイント】の4つです。

積雪のある地域は雪への対策としてコストが余分にかかってきますし、土地選定や建物プランを作成する時に積雪時を考慮する必要もあります。

理想とする間取り作りや夏の暑さ対策だけではなく冬の積雪の事もしっかり考えていきましょう。

 

【多雪地域に家を建てる時のポイント】

①カーポートは耐積雪タイプを選ぶ

②多雪地型物置やガレージを設置する

③屋根のないバルコニーは作らない

④屋根からの落雪を考慮する

 

他にもポイントはたくさんあり今回は紹介しきれませんが、この4つを意識するだけでも後悔する事は減ってくると思います。

それでは今回はここまで!