今回のテーマは【注文住宅での子供部屋の大きさ】についてです。
注文住宅を建てた人は子供部屋の大きさをどれくらいで考えたのでしょうか?
家を建てた人や建築中の人を対象に《子供部屋の大きさはどれくらい必要だと思うか?》というアンケートがあるんですが、結果はこんな感じでした↓↓
1位:4.5帖〜5帖
2位:6帖以上
3位:4.5帖未満
4.5帖~5帖が一番多いんですね。
6帖以上で建てた人の感想で『6畳以上の広さで満足』という先輩もいれば『もっと狭くても良かった』という先輩もいました。
全体の割合としては『もっと狭くても良かった』という意見が少し多いくらいでした。
〇具体的な意見としては・・・
●『子供部屋を使う期間を小学校高学年から高校卒業までと想定したら、7年くらいしか使わないから狭くても良いと思う。』
●『子供部屋が広く居心地が良くなると、部屋に籠もってしまいそうだからベッドと勉強机だけのスペースにした。』
●『なるべくリビングで過ごしてほしいから、子供部屋は必要最低限の物を置けるスペースで良いと思う。』
●『一番長く住む自分達の為に子供部屋より主寝室や収納を広くとりたい。』
●『建物自体をコンパクトにして建築費用を抑えたいから、自然と子供部屋は必要最小限の大きさになった。』
という意見が多数を占めました。
確かに子供部屋の利用期間というのは実はとても短いものなんですね。
メンテナンスで家に行かせて頂きますが、子供部屋をお子様がしっかり利用している事の方がかなり少ないんです。
意見としてもあったように、小学校高学年になりようやく子供部屋で勉強したり寝るようになるイメージで、それまではリビングで学校の宿題をして親と一緒に寝るというのが多い印象です。
そう考えると子供部屋は4.5帖~5帖くらいがちょうど良い気がします。
〇子供部屋のスペースが大きく取れない(取らない)時に実際に工夫した事は・・・
●隣り合った子供部屋の間仕切りの壁を無くして大空間の利用とした。
●可動式収納や棚を設置して可変性のある部屋にした。
●クローゼットの扉を無くしオープン収納にする事で圧迫感やデッドスペースを無くした。
●ロフトを付ける事で縦の空間を有効利用した。
●ロフトベッドを採用して部屋の狭さを解消した。
このように工夫をされています。
壁を無くして大空間とするか部屋を独立させるかは意見が分かれる所ですが、家具の種類を工夫したり圧迫感やデッドスペースを無くす為にオープン収納にする方法は個人的にもオススメです。
オープン収納にするなら、造り付けの可動棚などを採用したらオシャレにスッキリ収納できると思います。
『子供部屋を小さくして大容量の収納を作れば良かった・・・』とか子供部屋を広くした事であとから後悔する人もいるので、間取り図の中に家具を配置してみたり、他に必要なスペースがないかを考えなおしたりしてみて下さい。
もちろん6帖以上の子供部屋が悪いと言っているわけではありません。
将来的にその子供部屋をご主人の書斎やトレーニングルームにしても良いし、奥様の趣味や副業用の部屋にする事を想定しても良いわけです。
そこまで将来の事を考えた上で子供部屋の大きさを決めるようにして下さい。
それでは今回はここまで!