こんにちは、吉岡です。
今回は室内の物干し場所についての話です。
特に共働きの方々が忙しい日々の中で、洗濯物をどこに干すのが一番良いのか?という事を考察していきます。
これは外干し派の方であっても、外に干しづらい季節や天候が悪い時に室内に干す場所の参考になると思います。
室内干しの場所3選
①サンルーム
②ランドリールーム
③2階ホール
この3つです。
どの場所もそれぞれメリット・デメリットがあり、何を重視するかによって選択肢が変わってくると思います。
では、それぞれの特徴や注意点をみていきましょう。
①サンルーム
ガラスやパネルで屋根や壁を囲った空間の事をサンルームと呼びます。
基本的には出入りしやすく日当たりの良いリビング横に配置する事が多いですね。
(画像/LIXIL)
メリット
●囲われているので雨・花粉・排気ガス・虫を気にせず干せる
●ガラス張りなので太陽の光をふんだんに取り入れる事が出来て、天気の良い日は早く乾かす事が出来る
●開口部を開け放ってアウトドアリビングのような空間に出来る
●緩衝帯のような役割でリビングへの夏の直射日光・冬の冷気をやわらげる
デメリット
●屋根と3方向以上を壁に囲われている事で固定資産税の課税対象になる事が多い
●ガラス張りの為、立地条件によっては防犯・プライバシー対策が必要
●日当たりが良い分、閉めきると夏は高温になったり湿気がこもる
『1階で干したい』とか『太陽光や風にあてたい』という方にはオススメです。
防犯・プライバシー対策もあわせて設置したいところです。
②ランドリールーム
ランドリールームは、洗濯に関する家事をするための部屋です。
《洗う→干す→取り込む→アイロンがけ→たたむ》等の一連の流れが一室で行えるので、家事の効率化や動線の短縮ができて忙しい共働き世帯・子育て世帯に人気です。
メリット
●洗濯関連の家事が効率的に出来るのでラクで時短にもなる
●室内なので雨・花粉・排気ガス・虫を気にせず干せる
デメリット
●ランドリールームを作る為の建築コストが上がる
●独立した部屋での家事作業となる為、家族の様子が分かりづらい
●他の家事や生活動線を考慮しないといずれ使わなくなる
家事効率を向上させて時短が出来るので、忙しい共働き世帯・子育て世帯には特にオススメです。他の家事や生活動線を考慮して間取りに取り込んで下さい。
③2階ホール
階段をあがった先のホールを広くとり、そこに干すスタイルです。
メリット
●2階のスペースを有効活用できる
●1階に比べてスペース・日当たり・通風を確保しやすい
デメリット
●2階まで洗濯物を運ぶのが面倒
●子供の友達が来た時は目に入ってしまう
●部屋への動線を邪魔する事がある
動線・日当たり・通風・プライバシー等の問題を考慮しながら間取りに取り込んで下さい。
以上が、洗濯物を干す場所のそれぞれのメリット・デメリットです。
比率でいえば、②番目のランドリールームの採用率が多いと思います。
家事の効率化・動線の短縮という点で、忙しい共働き世帯・子育て世帯には人気が高いです。
自分達にはどのスタイルが合っているかを考えると同時に、家の周りの環境だったり条件を考慮しながら選定するようにして下さい。
それでは今回はここまで!