Yoshioka’s diary

家づくりに関する様々なお役立ち情報を書いていきます。

大規模リフォームと新築はどちらが良いか?

ブログをご覧の方の中で、住宅の大規模なリフォームと新築で迷っている方がおられるのではないでしょうか?

大規模リフォームというのはイメージでいうと、家の骨組みだけ残すように解体してからリフォームするイメージです。

壁や屋根を残して中を解体してリフォームするといったものもそうですね。

 それか一から建てる新築ならどちらが良いかという話ですが、これはどちらが良いのでしょうか?

 

 

先に結論を言うと【場合によります】

 

 

どちらかはっきり言えよ!って思った事でしょう。

これは本当に場合によるんです。

 

悩まれている方々それぞれの事情や建物・敷地状況などによって提案は変わります。

 

そもそも何の為に家づくりを考えているのか?

いつまでに実現したいのか?

自己資金で賄うのか?

住宅ローンを借り入れるのか?

借り入れするにしても、いくら借りて月々いくら支払って何年返済で計画するのか?

 

様々な状況・要望・事情を把握して、その方の為に一番良いと思われる、一番価値があるとされる選択肢を提案するという事です。

 

とはいえ・・・

昔の家は地震に弱かったり冬は寒かったりするのが大半なんですね。

家全体が傾いていたりコンクリート基礎がなく石に土台がのっているだけというのも未だにあるんです。

基礎はあっても精度が悪かったり金物が足りなかったりなどもあります。

基礎からやり直すとなれば大変な金額と工事になります。

 

そう考えるとやはり新築で進めて地震に強く冬は暖かい家を作る方が価値が高いのではないでしょうか?

 

耐震性に関しても気になりますが、冬に寒い家は確実に健康を害します。

 

室内で心地良く過ごすなら室温は21度くらいが適温とされており、冷えによる様々な病気を回避する上で許容温度とされている室温は18度と言われています。

 

室温が18度を下回ることで様々な病気のリスクが高まるんです。

 

室温16度・・・呼吸器系疾患のリスク
室温9度から12度・・・血圧の上昇・心臓血管の疾患のリスク
室温5度以下・・・高齢者の低体温症による高いリスク
このように温度が下がるごとにリスクが現れてきます。

 

また、室温が低い住宅に住む人は室温が高い住宅に住む人に比べると6倍も高血圧に
なりやすいというデータが出ています。
一般的に言われている高血圧の原因として挙げられる塩分の摂りすぎやタバコの吸いすぎよりも、【家が寒い】方が高血圧のリスクが高まると言われているんですね。

 

室温が低い場合、他の部屋との温度差による血圧の乱高下が原因となるヒートショックの危険性だって高まります。

 

 

無視できない内容じゃないですか?

特に高齢のご家族や小さなお子様がおられるご家庭は特に心配ですよね。

 

そうは言っても・・・

国の住宅政策としてはリフォームや中古住宅の流通に力を入れていて、補助金や減税・優遇制度があります。

冒頭でお伝えしたように、様々な状況・要望・事情を把握して、その方の為に一番良いと思われる、一番価値があるとされる選択肢をご提案しています。

 

全ての場合において新築が良いという事ではないんですね。

もちろん資金的な問題はありますが、価値のあるお金の使い方を考えたいものです。

 

 

結論としては冒頭でお伝えしたように【場合による】という事なんですが、大規模なリフォームか新築で悩んでいるなら、出来れば新築をオススメしたいところです。

 

新築にしてもリフォームにしても、国の政策というものは大きく関わってきます。

事情や状況も踏まえながら、一番価値のある方法をその時々で判断していきましょう。

 

価値のある家づくりを進めてください。

 

それでは今日はここまで👋

 

豊岡の土地選びって皆どうしてるの?〜浸水被害が気になる方へ〜

新築住宅を建てるにあたって、土地をもってない人はまずは土地選びをしますよね。

そうするとやっぱり気になってくるのは、災害時にこの土地はどうなるところなのか?

という問題です。

 

特に豊岡は2004年に発生した台風23号の被害があってからというもの、土地探しをされている検討者の方々は口を揃えて『水に浸からない所がいい』と言われます。

一生に一回の大きな買い物で、これからずっと住む事になる土地です。

浸水の危険性を全く気にしないという人の数は少ないはずです。

 

兵庫県CGハザードマップ豊岡市の防災マップに浸水•土砂災害のおそれのある地域という事で、着色してあります。

それを見ると旧豊岡市のほぼ全ての場所は浸水してしまう事実が見えてきます。

 衝撃です。。。

しかも床下浸水程度で表示されているところがあまりに少ないんですね。

ハザードマップだけを見ていると『土地を購入して家を建てよう!』と意気込んでいた気持ちがかき回されて迷いが生じてしまいますよね。

 

では、実際に土地を購入して家を建てた方々は全く気にせずに家を建てているのでしょうか?

それはさすがに考えにくいですね。

 

実際のところは土地購入を検討している人の約8割はハザードマップをある程度参考にしているようです。

そして最終的にはどこかで土地購入を決めるという流れですね。

では最終的に購入を決めた土地というのは災害の心配が全くないところなのかというと、そんな事ないんです。

 

『最近、やけにこの辺の土地は売れるなぁ』と思って色々と調べてみたりハザードマップを覗いてみると、浸水の恐れのある地域にしっかり入っているわけです。

何で?と思われるかもしれないですが、これが事実です。

実際は昔から住んでいる近所の方々にも話を聞き、『23号台風の時はこの辺はどんな状態になりましたか?』とか『大雨の時に目の前の道路は冠水しますか?』などを聞き取り調査をします。

 

なので、ハザードマップというのは土地の検討材料の一つとして参考にはするけど、それが全てではないという事ですね。

もちろん資産への大きな損害や命に関わる事なのでハザードマップはしっかりと見るべきだと思っています。

僕は土地提案の時は必ずハザードマップも参考にして提案しています。

 

結論として、豊岡はハザードマップ上はほとんどが浸水のおそれがある区域に入っているけど、それが土地選定の全てにはならないという事です。

ただ、ハザードマップをないがしろにせず必ずチェックするようにして下さいね。

 

それではまた👋

 

どんな想いで家づくりをしているのか

このブログではあまり語ってこなかったのですが、僕がどんな想いで家づくりをしているかをお伝えしようと思います。

 

今まで家を建てさせて頂いた方々の事を思い出してみましたが、一つとして同じ家はありません。

それはなぜか・・・

人それぞれ生活スタイルも価値観も好みも違うので、住む人が違えば家というのは住む人それぞれの幸せの形に姿を変えます。

 

もちろん似た間取りはありますが、全く同じ間取りでも住む人が違えば家に使う素材や色が違ったりして全く別の家になるんです。

自分好みにカスタマイズしていけるのは注文住宅の最大の魅力といえますよね。


僕が建物プランを作るときに意識しているのは、住む人が家に合わせるのではなく、住む人の生活スタイルや好みや理想を実現するためにその人に合わせて家をプランニングする必要があると思っています。

 

なのでプランニングをする際は僕はいろんなことを聞いていきます。

ヒアリングする力は提案する力に変わるのでたくさん聞くんです。

 

例えば、、、

 『今、生活していて困っている事はありますか?』という問いをした時に、仕事の帰りが遅いご主人が仕事着やカバンなどを置き、着替える時にいつも物音をたてないように家族に気を使っているという事だったので、小さい子供達や奥様が寝ている寝室を通らず廊下から直接入れるウォークインクローゼットを作る事で解決しました。

 

他には『暖房はエアコン派ですか?それとも灯油を使ったファンヒーター派ですか?』という、どうでもよさそうなことも聞きます。

ですが、これは重要な質問なんですね。

(エアコンがオススメですが、新築であっても灯油を使ったファンヒーターを使うご家庭は多いです)

 

ファンヒーターを使う人の場合、灯油用のポリタンクをストックしておく場所が必要ですよね。

しかも汚れやすいので板の貼ってある床には置きたくないものです。

重いし匂うしよく目立つから目に飛び込んできただけで急に生活感が漂います。
そうなると必然的に扉で隠せる土間収納が欲しくなるという事なんですね。

もちろん『いま住んでいるアパートの玄関に物が溢れていてすごくストレス』という場合もあるので、その為にも土間収納が必要だったりしますよね。

 

自分達では気付けなかった事や漠然としたイメージを具体的に引き出すのも建築会社のアドバイザーの務めだと思っています。

そして重要な事は、必要なものや欲しいものを何でも取り込んでいくと家はどんどん大きくなり収集がつかなくなるので、無駄を削ぎ落としていき、ご要望や必要と判断した事でも本当に必要かどうか?代替案はないか?を考えて修正していく事です。

そうです。忘れてはいけないのが予算です。

 

理想の家づくりの為に工夫しながらカスタマイズしていく事と、やりたい放題に進める事は全く違います。

見積もりしてみると大誤算なんて事にならないようにしないといけないわけです。

 

一つ一つの部屋を大きくしたい人もいれば、設備や性能のグレードを上げたい人もいるし、素材感を感じたい人もいます。

外構やエクステリアに力をいれたい人もいます。

 

予算超過とならない為に、バランスが取れるように調整する事はとても大事ですが、お客様からするとこれがなかなか難しいところですね。

僕はアドバイザーなので、家づくりに求める優先順位をつけてもらうように上手くアシスト・サポートする事を心掛けています。

初めての家づくりです。全力でサポートしますよ!

 

 

僕がどんな想いで家づくりをしているか・・・【家づくりに成功してほしい】この一言に尽きます。

 

 

35年のローンを背負う事になる一生に一度の家づくりを自分に任せてくれたわけです!

生半可な気持ちでは取り組めない仕事です!

だから責任感のない発言をする人を僕は許せないんです!

だから家づくりに成功してほしいと心から思っているんです!

 

 

実はこの仕事をする事は中学時代に思い描いた僕の夢だったんです。

夢を実現させると決めた中学の時は勉強に身が入っておらずバカだったので、建設科がある高校には行けないと中学の先生に言われましたが、本気で勉強をして入学する事が出来たし、高校から専門学校へ行く時も推薦入学する事が出来ました。資格を取る為にたくさん勉強したし色んな事を経験をして何度も挫折を味わいました。

夢を実現する為には当たり前の軌跡ですが、こういったものが根底にあるので本気で取り組む事ができると思っています。

 

 

普段は感じられないかもしれませんが、熱い想いをもって家づくりに向き合っています。

ご縁を頂いた方々には家づくりを成功させて幸せに暮らしてほしいと心から思っています。なので家づくりを考えている人はぜひ僕とお話しましょう。

お話したうえで『違う』と思えばはっきり断って頂き、他の会社の営業さんと話を進めれば良いだけなんですから。

 

 

今回は、僕が家づくりにかける想いというものにフォーカスしてお届けしました。

伝えたい事をダラダラと書き連ねる事がないようになるべく簡潔に書こうと努力しましたが、気が付けば2,000字を超える記事になってしまいました。

 

この想いが届けば嬉しく思います。

ぜひ僕と一緒に理想の家づくりを進めましょう!