Yoshioka’s diary

家づくりに関する様々なお役立ち情報を書いていきます。

住宅会社の見学会に行く時にやってはいけない事

こんにちは、吉岡です。
今回は【住宅会社の見学会に行く時にやってはいけない事】をご紹介していきます。


これからおうちづくりをご検討の方も、今まさにいろいろな会社様の見学会を回っている方にも参考にしていただけると思います。

【住宅会社の見学会に行く時にやってはいけない事】

 

●リアルサイズの建物を見学しない

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→総合展示場のような大きな建物だと自分達のリアルな生活のイメージがわかないんですね。

『素敵な家だったね〜』という感想は出ますが、展示場のような大きな家に住むイメージはわかないし、実際の金額を知った時に現実離れしていて気分が落ちてしまう事が大半です。

 

自分達と同じくらいの年代・似た家族構成のご家庭が建てたリアルサイズの建物を見る方がとても参考になるし生活をイメージしやすい上に金額も現実的です。

ちなみに建物の大きさの一般的な目安は、ご家族一人当たり7~8坪と言われています。

4人家族なら28~32坪の家が一般的にいうと《ちょうど良い建物サイズ》という事です。


●オーナー様のストーリーを確認しない

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→その家の家主(オーナー)さんがどんな経緯でその土地にその家を建てたのか?を確認するようにしましょう。

 

それを確認しておかないと『この家の間取りは自分達には合わない』という否定的な見方をしてしまったり『何でこの土地を選んだんだろう?』という疑問だけが残ります。

住む人が違えば選ぶ土地や間取りは当然違います。

 

その家が建つまでにどんなストーリーがあったのか?

オーナー様の要望をどのような形で実現しているのか?

というものを確認すれば《なぜその間取りとしているのか》《なぜその土地を選んだのか》が分かり、その家はもちろん、その家を建てた建築会社への見方が変わるはずです。


●建物の説明を何となく聞き流している

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→建物の説明を実際の生活をイメージをしながら聞く事が大事です。

例えば・・・扉を開けた時の自分の体の位置、スイッチの高さ、座った時の空間の見え方などです。

間取りの説明を何となく聞き流しているだけでは非常にもったいないですね。

 

・キッチンに立った時『子供達の様子はどんな風に見えるかな?』

・リビングの扉を開けた時『買い物袋を持った状態で開けるなら開き勝手はこっちが良いかな』

 

そんな事を考えながら説明を聞いていると、見学の時間が楽しいし、その建物の見学が自分達の家づくりの参考になるはずです。


事前の知識なく見学する

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→見学会は資金計画や家づくりの流れを事前に知ってから参加する方が参考になります。

そういった事前知識は住宅会社が開催する相談会に参加することで手に入れる事が出来ます。

 

会社によっては見学会場で資金計画や家づくりの流れを説明してくれる所もあるので、見学に行く住宅会社に聞いてみても良いと思いますが、事前に相談会などで相談しておいてから見学する方が理想的です。

なぜなら会場でのモチベーションや家の見方が変わってくるからなんですね。

 

特に資金計画を先にしておくと、見学に行くお家の金額や土地の金額を聞いた時に、自分達が《買えるor買えない》の判断もその場で出来てしまうんです。

 

何も知らない状態で見学して『この建物は36坪で2000万円して、土地は500万円です』と言われてもピンとこないですよね?

資金計画をして《建物は32坪で1800万円・土地は500万円以下で考える必要がある》と分かった状態だとしたら聞こえ方が全然違いますよね。

その後の話がスムーズに進んでいくのか、ピンとこないまま色々な家を見るばかりなのかを考えたら、やはり事前の知識は重要だと分かりますね。

 

 

以上が【住宅会社の見学会に行く時にやってはいけない事】です!

 

どれも本当に大事な事です。

それに、せっかく貴重な休みの時間を使って見学会に参加しているんですから、建築会社の人にどんどん質問して、たくさん吸収する努力をするべきです。

 

たくさん吸収した事を自分達の家づくりにしっかり注ぎ込んで理想の家づくりをして下さい。

 

それでは今回はここまで!

新築の後悔ポイント

こんにちは、吉岡です。

今回は【新築での後悔ポイント】についてお送りします。

このブログでも何回か紹介している後悔ポイントですが、後悔したポイントというのは数多くあるので、今回も改めて紹介しようと思います。

 

【新築での後悔ポイント5選】

動線

②収納

③家電の収納スペース

④扉の開き勝手や位置

⑤窓の位置・大きさ・種類

 

 

では解説していきます!

 

動線

《後悔の声》

●玄関・勝手口からキッチンまでの距離が遠くて買い物帰りが大変

●壁を抜いて回遊できる動線にすれば良かった

 

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《コメント》よく使う動線を優先して考える必要がありますね。動線上で自分達がどんな行動をするかしっかりイメージしましょう。

 

②収納

《後悔の声》

●部屋を広くしたのは良いけど収納量が足りずに困った

●収納内の棚を可動棚にすれば良かった

 

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《コメント》今現在どのくらい荷物があるかはなかなか分からないし、新生活が始まってからもどんどん増えていきます。

収納が多くて困るという事はほとんど聞きません。なるべく収納をとる工夫をしましょう。

 

③家電の収納スペース

《後悔の声》

●冷蔵庫の寸法と壁との隙間をあまり考えておらず、設置したらキッチンとの間がギリギリになった

●高さが足りずに家電が入らなかった

 

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《コメント》間取り作成の時にはあらかじめ家電サイズを確認して収納するスペースを作るようにしましょう。

 

④扉の開き勝手や位置

《後悔の声》

●扉同士がぶつかる

●扉でスイッチが隠れて使いづらい

●扉が開く所にスリッパを置けないから不便

 

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《コメント》扉の開け閉めと動線をイメージして、扉同士の干渉・スイッチやスリッパの位置・開け閉めする時の自分の体の位置を確認しましょう。

可能なら引き戸を採用する方が良いかもしれませんね。

ただ、引き戸にする事でスイッチやコンセントを付ける壁が無くなる事もあるのでしっかり確認が必要です。

 

⑤窓の位置・大きさ・種類

《後悔の声》

●天井付近の窓は開けないからFIXでも良かった

●洗濯機の背面や収納の背面にある窓はあっても開けない

●外に飛び出す窓(縦滑り出し・横滑り出し)は虫が室内に入りやすい

●窓が大きすぎると冬に冷気が足元に流れてくる

 

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《コメント》家具・家電・荷物が入った状態で開けにくい窓があると、新生活が始まっても開けるのは最初だけです。

滑り出し窓は通風などの機能面や見た目が良かったりしますが、網戸がガラスより室内側に付いている事で虫が入りやすいという欠点もあります。

掃き出し窓(床まである大きな窓)は開放感があったり出入り出来たりしますが、室内の暖かい空気がガラス面で冷やされて冷気として足元におりてくるコールドドラフト現象が起きやすいんですね。

開放感も大事ですが、室内の保温性も考えて窓を選定しましょう。

 

以上が【新築での後悔ポイント5選】となります。

後悔するポイントというのは、住んでみて始めて分かる事ばかりなんです。

先輩達の後悔ポイントに注目して、自分達の家づくりに生かすようにしてください。

 

それでは今回はここまで!

 

 

住んでから分かった不要な間取り

こんにちは、吉岡です。

今回は【住んでから分かった不要な間取り】をテーマにお届けします。

新築での生活が始まり数年経つと『この設備いらなかった』とか『このスペースいらなかった』というものが出てきます。

なので今回はそんな「いらなかった」と後悔するかもしれないものについて紹介していきます。

【住んでから分かった不要な間取り5選】

①書斎

②ロフト

③バルコニー

④広い寝室

⑤広い和室

 

順番に解説していきます。

 

①書斎

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→人によってはせっかく作った書斎を全く使ってない事があるんです。

 

《書斎》というものに憧れがあったりする事は多いと思いますが【仕事で継続的に使う・趣味で頻繁に使う】などのしっかりした目的と継続性があれば良いんですが、使う目的が明確ではないとか継続して使う事がないという事なら使うのは最初だけで、いずれ放置したり物置スペースとなっていきます。

 

リモートワークや副業・おうち時間が増えている現在は書斎の需要は増えていますが、『自分は本当に使うか』をしっかり考えてみてください。

 

②ロフト

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→ ロフトを作る事で限られた空間に広がりを出したり、スペースに余裕ができたりするんですが、ロフトへ行く為のハシゴを登るのが億劫になったり、『夏のロフトが暑すぎて使わなくなった』という声があります。

 

ロフトを作った時はワクワクするんですが、住みだしたら使いづらさを感じやすいんですね。

ロフト付きの賃貸物件に住んだ事のある人ならその理由がよくわかるかと思います。

どうしてもロフトを作りたい場合は、登り降りしやすいようにロフトへの階段を作ったりロフトで使えるコンセントとエアコンをつけるようにしましょう。

 

③バルコニー

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→他の記事やYouTube内の動画でも解説しましたが、バルコニーを使わなくなったご家庭がかなり多く見受けられます。

共働きで家を空ける時間が多かったり、洗濯物を干すバルコニーをキレイに保つ事が出来なかったりする為です。

 

住み始めた頃はバルコニーを使っていても、冬に室内干しにした事をきっかけに、そのラクさに慣れてそのまま室内干しを続ける事となっているようです。

バルコニーを否定する訳ではありませんが、家づくり経験者の多くが結局室内干しとなっているという事実が多いという事です。

 

④広い寝室

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→ 間取りで広くとりがちな部屋が寝室です。

ベッドの他に小さなソファーとテレビを置きたい・ホームシアターを楽しみたい・趣味スペースをとりたい等の理由があれば広くとったら良いと思いますが、ただ寝るだけのスペースなら全然広くなくて良いですよね。

 

寝室を小さくすることで収納を多く作れたり、家の面積が小さくなる事でコストダウンに繋がる事もあるかと思います。

寝室にベッドスペース以外で何を求めるかで大きさが変わってくるはずです。

 

⑤広い和室

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→『客間として和室がほしい』『誰かが泊まりにきても良いように広くしたい』という理由で広い和室を作る事があります。

ですが、最近は《客間を作る》という考え方自体が少なくなってきている気がします。

そして《本当に誰かが泊まるという事があるのか?》という問題ですね。

 

《客間に通すような気を遣う人が来る》《誰かが泊まりに来る》というシチュエーションは実際はかなり少ないのが現実です。

和室をコンパクトに設計して《リビングの一部として使う・家事室として使う》というのが一番使い勝手が良さそうですね。

 

 

 

以上が【住んでから分かった不要な間取り5選】となっています。

もちろん今回紹介したものの中でも、ご家庭によっては必要だったりフル活用している事もあるので、全否定するわけではないですが、家づくり経験者が数年住んで『あまり必要と感じなかった』という声が多かったものを紹介させて頂きました。

先輩達の声を参考にして、今一度考え直しても良いと思います。

それでは今回はここまで!