Yoshioka’s diary

家づくりに関する様々なお役立ち情報を書いていきます。

床も壁紙も動くものです

こんにちは、吉岡です。

お家のメンテナンスをさせて頂いたり、連絡を頂いてお家を見に行かせて頂く時に特によくある事なんですが、それがこの2つです。

●壁紙がヨレたり隙間があいたりする

●床板が歪んで隙間ができたり盛り上がってくる

 

これってよくあるんですよね〜。

この業界では『クロスが動く』とか『フローリングが動く』と言ったりします。

文字通り、本当に動いているから変化として現れるんですね。

 

では、なぜ動くんでしょうか?

 

それは、壁紙やフローリングを貼っている壁自体(木の柱や木の材料)が動くことが挙げられます。

なぜ?・・・木というのは製材された後も湿気や含んでいる水分の影響で伸びたり縮んだりするんです。(業界用語で“木が暴れる”と言います)

もちろん家の構造体や中に使う木材料自体は乾燥材を使っていますが、どうしても伸縮してしまうものなんですね。

特に新築して間もない家はよく動きます。

 

家の骨組み自体が動くんだから、仕上げとなっているフローリングや壁紙も動くのは当たり前という事なんですね。

無垢フローリング(本物の木を使った一枚板のフローリング)の特徴については以前も書きました。

 

⬇️以前の記事⬇️

【無垢床は反る❓反らない❓】

https://pinkysolt.hatenablog.com/entry/2020/01/09/093459

 

いつもお引き渡しの時に『これから3年ほどは家の骨組みが動く関係で、家がミシミシ音がしたり床がギシギシいったりする事があると思いますが、普通の事なんで気にしないで下さいね』とお伝えしています。

 

ですが、その一言でお住まいになられるオーナー様に全て理解して頂けるとは思っていません。

僕は新車の納車の時に色々と説明をされましたが、全く理解しないまま頷いていた記憶があります。笑

『よく分かんないけど乗ってれば分かるだろうし、何かあればその時に聞けばいいや』という考えです。

 

特に家の事なんて分かるわけないですよね。

分かる人はかなりマニアックな人です。

 

 

家の骨組み自体が動くという事をお伝えしましたが、あとの大きな原因としては生活する上で必ず発生する家の中の湿気や温度変化です。

冷暖房の影響などですね。

 

これにより、めちゃくちゃ動くんですね〜。

『新築なのに、なんでこんな事になるの⁉︎』って思う人もいるかもですが、普通の事なのであまり気にしないで下さいね!

 

頻繁に動くという事は、床板や壁紙に隙間が出来たとしても元に戻る事もあるという事です。

 

実際あった事ですが、冬場にコタツによって床板に隙間が出来たお家があったので『夏の梅雨時期になったら元に戻るでしょうから様子を見ましょう』とお伝えして梅雨時期に再度連絡を取ると『本当に元に戻りました!』と驚かれていました。

 

その後は激しく動く事はなく落ち着いたようです。

 

ちなみにどの家も同じように動くかというと、そういう事でもなく家によって様々です。

今まで大丈夫だったのに急に目につくようになった!って事もあるんですね。

 

普段は気にして見ないから、ふとした時に目立って見えたりするものなんですが😗

 

それでは今日はここまで👋