こんにちは、吉岡です。
今回は新築住宅を建てる際の流れをお伝えします。
『家を建てたい』と思うと、大体の人は建物見学会参加など、とりあえず色んな家を見に行く事が多いと思います。
色々な家を見学するのは、夢がひろがってとても楽しい時間でもあるので、良い事だと思います。
ただ、見学するばかりで他に何もアクションをおこさないのは間違いです。
『ゆっくり自分達の理想を造り上げる為に時間をかけて見ていきたい』ということであれば、たくさん時間をかけたら良いのですが『家っていくらするんだろう?』『自分達は住宅ローンを借りられるのかな?』という疑問や不安をそのままにしておくのは違います。
まず最初にしていく事は資金計画です。
ほぼ皆さん住宅ローンを借りて家を建てるので、住宅ローンありきでお話していきます。
家族構成・年収・現在の借入状況(カーローン等)などを聞いた上で、適切な住宅ローンの返済金額や建物・土地・諸費用等の必要費用の算出と振り分けをします。
そうすると自分達は【月々77,000円で50坪の土地に30坪の家を建てて住む事が出来る】等のおおまかな答えが出てくるわけです。
それをさらに明確なものにする為に金融機関で仮審査の手続きをします。
仮審査の結果次第で計画が変わる事もあるので、家の計画で一番最初にするべき事です。
仮審査をして資金計画が明確なものになれば、いわば【家づくりの為のものさし】
を手に入れたようなものです。
【土地にいくら使えるのか】【建物にいくら使えるのか】【火災保険・借入諸費用・登記費用等にいくら残しておく必要があるのか】が分かるので、見学するお家を見る目が変わってきます。
『自分達は32坪前後の家を見れば参考になる』という事が分かっていれば、50坪を超えるようなモデルハウスが現実的ではないのがよく分かります。
色々な建築会社に間取り作成を依頼する事になっても、想定している大体の金額や家の大きさを相手に伝える事ができるので、大きすぎたり小さすぎる間取りや金額的に現実的ではない提案を受ける事が少なくなり、時間を無駄にする事が大幅に減ります。
中にはそのように伝えても、おかしな提案をしてくる建築会社も存在します。
※つい最近も大幅な予算オーバーでの提案をしてきて『親御さんの援助でなんとかしましょう』と言ってきた。とお客様から聞きました(苦笑)
とにかく最初にするべき事は資金計画です。
家づくりのものさしを手に入れた上で、楽しく家づくりを進めていきましょう!
それではまた。