Yoshioka’s diary

家づくりに関する様々なお役立ち情報を書いていきます。

家相を取り入れたお家(ご家族)の話

こんにちは、吉岡です。

とあるご家族の実際にあった話です。

 

そのご家族は子供達が小学校入学までに家を建てたいという思いがきっかけで、ある建築会社に相談に行きました。

 

住宅の見学や相談を重ねたのちに、その会社と設計契約を交わし契約金を払った上で自分達の家の設計にとりかかってもらいました。

ただ、この契約金は最終的にその会社で家を建てない場合は返金される約束でした。

 

見積りを含めた設計を進めていく上で、このご家族は以前から『家相を考慮した家を建てたい』と担当者に伝えていました。

特に奥様が家族の為に家相の良い家にしたいという想いが強く、熱心に勉強もされていました。

 

担当者も当初は『家相を考慮した家、良いですね!』と言ってくれていたので安心していたんですが、間取り提案時の出てくる間取りはいずれも要望が盛り込まれたものではありませんでした。

 

提案される度に間取り修正を頼み、何度もやりとりをしたそうです。

1回目・2回目の間取り修正まではまだ良かったんですが、要望が反映されない上に徐々に担当者の態度が変わってきたそうです。

そして最終的には奥様に向かって『これ以上は間取りを変える事は難しいです。家相のことばかりこだわるのは家族がかわいそうですよ。』と言ってきたそうです。

 

その言葉にショックを受けた奥様とそのご家族はその会社との設計契約を解除して他の会社で改めて話を進めていく事としたのですが『契約金の返金はできない。』と回答があったそうです。

 

当初の説明と話が違うので当然争うカタチとなったんですが、話が平行線のままとなり精神的にも落ち込んでしまったので消費生活センターに相談のうえ、支払った契約金の返金を求めない代わりに今後一切の接触をしてこないように書類を送って関係を終わらせました。

 

とても悔しくてつらい思いをされたこのご家族が弊社に相談に来られたのは、その書類を送る直前のタイミングだったように記憶しています。

 

僕は事の経緯を奥様から聞き、その建築会社の担当者に対して同じ仕事をする者としてとても腹が立ちました。

それと同時に『必ずこのご家族に幸せになってもらおう!』と思い、早速間取り作成にとりかかりました。

 

敷地条件や間取りのご要望・家相を考慮する上で特有の制限があり難易度は高かったのですが、うちの提案にとても満足して頂けた事で弊社で建築して頂きました。

 

そのご家族はうちのOB様として、お会いする度にいつも笑顔で迎えてくれます。

 

このご家族の家づくりは紆余曲折ありましたが、弊社が関わる事で笑顔がつくれたと思うと、こんなに嬉しい事はありません。

 

このご家族だけが家づくりで紆余曲折があったのかというと実はそんな事ないんです。

 

意外に多くの方々が、様々な事情で困難な場面に直面する事があります。

そこで諦める事なく共に歩を進めていけるようにサポートしていくのもまた僕の仕事だと思っています。

 

何か困っている事はもちろん、疑問に思う事があれば気軽に吉岡に相談して下さいね!

 

一生懸命サポートさせて頂きます!

 

Instagramも更新していくのでぜひそちらもチェックして下さい。

 

それではまた!